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先生が教える!

学生の知らない先生の一面!

臨床検査学科 中山先生

○STAY HOME中は何をしていましたか?

今まで使っていた授業プリントが使えなくなったので、全てのプリントを作り直したり、授業動画の作成をしたり。あと、Teamsで学⽣との⾯談もしていましたね。
プライベートではお昼ごはんを作るようにしていました。こう見えて(!?)、家庭では鍋奉⾏なので、鍋を作ったり、お⾦がある⽇はステーキを作ったり!

○授業動画の作成でどのようなことを⼯夫しましたか?

ただただ、ゆっくり話すように気をつけました。Teamsでの⾯談で、学⽣から「フォントが悪いのか、資料が⾒づらい」と指摘をいただいたので、作成済みのプリントのフォントを全部変えました。これは、コロナ禍だから分かった新たな発⾒です。

○授業動画作成のときの失敗や⼤変だったことはありますか?

⾳声録画⽤に⽤意したマイクが全然使えなくて(笑)、結局パソコンのマイクでの録⾳になってしまいました。あとは、ビデオが録画できてるかがとにかく⼼配!同じ臨床検査学科の先生で、90分の授業の録画がうまくできてなくて、もう⼀回90分やり直したという話を聞いてから、恐ろしくて何回も録画の確認をするようになりました(笑)。

○対⾯授業が始まり私たち学⽣の顔を⾒て、どう感じましたか?

それはもう、「嬉しい!」しかないね!やっぱり授業も、学⽣の顔を見て、寝てる⼈を起こしながらやっている方が楽しい(笑)。授業は皆さんの顔や反応を⾒ながら展開しているので、僕としてもやりやすい。それに、⾃分が学⽣の⽴場だったら、遠隔授業を真面目にできるかどうか?(笑)。

○先⽣の授業動画は、どうやって⾒て欲しいですか?

ちゃんと正座をして、教科書をびっちり広げて、みっちり⾒て欲しいですね(笑)。
遠隔授業でなかなか頭に⼊らない時は、⼀回教科書に戻ってみては?と思います。
「授業動画を⾒る→動画の内容を資料に書き込む→書き込んだところに該当する教科書の内容を見る」という流れを作ると取り組みやすいと思いますよ。

○臨床検査技師、教員になったきっかけは何ですか?

⽣物の化学が好きで、最初は薬剤師を⽬指していたけれど、当時の薬学部は⼊学⾦・学費が⾼くて、入学を諦めかけていたんです。そんな時に、臨床検査技師という職業があると聞き、興味を持ったのがきっかけですね。
大学卒業後は27年間病院で勤務していて、病院が終わったあとに夜間学⽣みたいな感じで、大学(奈良医大)で研究をずーっとしていました。この⽣活を20年ほど続けたところ、当時の私の先⽣に「学位を取得してみないか」と勧めていただき、⼤阪府立大学で学位を取得したんです。その後、知り合いの先⽣に勧められて岐阜医療科学大学に入職しました。よく考えるとこの⼤学にきて8年⽬、まだ新⼈なんだよね(笑)

○学⽣に⼀⾔お願いします!

学⽣の皆さんには、常に前を向いて⽣きて欲しいです。前を向いて⽣きていれば、⾃然と⼈は寄ってくるものです。周りの⼈には頼ったらいい。分からないことがあれば、素直に聞けばいい。聞くことは恥ずかしくないですよ。逆に分からないことを、そのままにしておくことの方が恥ずかしいですよ。聞くは⼀時の恥、聞かぬは一生の恥です。コロナ禍であっても、学⽣諸君には前を向いていて欲しいです!

放射線技術学科 近藤先生

○STAY HOME中は何をしていましたか?

野菜作り(トマト、ゴーヤ、ナス、オクラ、キュウリ)をしていました。何年か作っているけれど、今年はいつもより時間が取れたので、普段よりも野菜に向き合う時間がたくさん作れて、野菜をいっぱい収穫することができました!トマトが⼀番難しかったな~。
野菜と同じで、学生のみんなとも、交流する時間がたくさん欲しいなぁと思っていました。

○授業動画の作成でどのようなことを⼯夫しましたか?

普段の授業は板書、問題を解く時間合わせて90分くらいでやっているんだけど、遠隔の場合は動画を50〜60分くらいにして、ノートをとる時間や、課題をする時間も含めて90分に収まるように努⼒しました。
また、学⽣に重要な部分が伝わるよう、スライドの題字の⾊を変えるなどの⼯夫をこらしています。それでも皆さんの感想が聞けないので、話すスピードをどのくらいにしたら良いのかとか、文字は見やすいんだろうかとか、とにかく悩みながら作りました。

○授業動画作成のときの失敗や⼤変だったことはありますか?

話しをしている時の自分の⼝の動く⾳が気になったり、動画を録っている途中で、ノックや電話、チャイムの⾳が⼊ってしまい、録り直したことが何度も・・。これは、取り組んでみて初めて分かりました。

○対⾯授業が始まり私たち学⽣の顔を⾒て、どう感じましたか?

板書の途中でうなずくなどの反応があって、本当に嬉しかったですよ。遠隔は⼤切なことが伝わりにくいので、私は対⾯の授業の方がやりやすいかな。居眠りしている学⽣もいて「ああ、やっぱり眠いよな…」と感じることも、なんだか嬉しかったです(笑)。

○診療放射線技師、教員になったきっかけは何ですか?

⾼校では合気道の部活に夢中で勉強は全くしておらず、高校3年生になって受験勉強に苦戦しました(苦笑)。中学生の時の数学の先⽣が本当に良い先⽣で、その先生のおかげで数学の教員になりたいと思っていました。
医療系の専⾨学校への進学が決まっていたけれど、教員になりたかったので浪⼈するつもりだったんです。結局、親戚に促されて専⾨学校に進学することにしたんですけどね・・。不本意ながら診療放射線技師の学校に通うことになったため、⼊学して半年ほどは荒れた学⽣⽣活を送っていました。
卒業後、病院で35年間勤務をし、42歳の時に病院勤務をしながら名⼯⼤の夜間⼤学に5年間通いました。論⽂を頑張って博⼠号を取ろうとしたけれど、2つのうち1つがなかなか通らず、仕事を辞めて論⽂に専念することにしました。家族は仕事を辞めることをあっさりと認めてくれて、辞めた後はすぐに論⽂が通りました。
卒業までは、午前中は健康診断などのアルバイトをして、その後学校に⾏くという⽣活を送りました。あの時は大変だったなあ。そして2年間の就職活動の果てに、縁あって岐⾩医療科学大学に教員として採用してもらいました。回り道したけれど、教員になる夢が叶って本当に良かった。

○学⽣に⼀⾔お願いします!

⼤学⽣活がただ何となく過ぎていかないように、思い出に残るような経験をして欲しい。4年⽣になって就職活動をする時に語れることや、将来家族ができた時に⾃慢できるようなことをたくさん経験して欲しいですね。
うちの学⽣はみんな真⾯⽬だから、もう少し元気があっても良いんじゃないかな!?⼥性の⽅が元気がある印象だから、男性も頑張っていこう(笑)!

看護学科 杉浦先生

○STAY HOME中は何をしていましたか?

特別何かしていたってことはなかったです。でも、家の⽚づけをしたり、お花を植えて庭の⼿⼊れをしたり、映画を観たりしていたかな。そんなに真⾯⽬なことはしていなかったですよ(笑)。

○授業動画の作成でどのようなことを⼯夫しましたか?

対面の授業だと直ぐに反応が分かるので、みんなが理解していないなと感じたら違う⾔葉で言い換えられるけれど、動画だとみんなの反応が分からないから、対⾯授業の時よりも丁寧かつ詳しく説明していたと思います。パワーポイントでしか説明ができないので、資料も対⾯授業の時よりも多く作って、分かりやすく工夫しました。

〇授業動画作成のときの失敗や⼤変だったことはありますか?

ずっと録⾳していると呂律が回らなくて、カミカミになるから何回も録り直しました(笑)。家で録⾳していたので、飼っている猫がパソコンの上に乗ってきて勝⼿に操作したり、⽝が吠えたりして雑⾳が⼊ったり、録り直しをすることが多くて⼤変でした。

○対⾯授業が始まり私たち学⽣の顔を⾒て、どう感じましたか?

学⽣の反応を⾒ることができるのが、すごく嬉しかった!私自身、パソコンに向かってではなく、⼈に向かって話すことはこんなに楽しいんだ!と実感しました。皆さんもそうじゃない?

○先⽣の授業動画は、どうやって⾒て欲しいですか?

私は精神領域の授業を教えていて、いつも精神と言う⾒えない部分の説明をしているから、対⾯授業であっても理解するのが難しいんじゃないかな、と思います。だから尚さら、動画だけだと理解するのがとーっても難しいと思います。
理解するためにも、⾒たことのないものを⾃分なりに想像しながら説明を聞いて欲しいし、⾒えないものを想像している先⽣の頭の中を考えて、想像しながら聞いて欲しいですね。難しいかな(笑)。とにかく想像⼒を働かせてみて欲しいです。

○看護師、教員になったきっかけは何ですか?

看護師をしていた姉に影響されて看護師を⽬指しました。⼤学⽣の時に、この道で本当に良いのかなと迷った時期もあるけれど、実際に働きだしたら意外と⾃分に合っていたと気づき、仕事も楽しかったですね。なので、最初から看護師になりたかったというよりは、進んだらその先に看護師という職業があったって感じかな(笑)。でも今は、看護師で良かったって思っています。
教員になるきっかけは、お誘いがあったからです。だから、教員になりたての時は何も分からない状態で、他の先⽣に色々教えていただいたので、今の私があると思います。気づいたら⼈に教えることの楽しさを知って今に⾄った、と言う感じ。
振り返ると看護師として病院で働いている年⽉より、教員として働くほうが長くなっちゃいましたね。

○学⽣に⼀⾔お願いします!

この状況になってしまい⼤学⽣らしい⽣活ができていないから、皆さん辛いと思うけど、この体験がのちに⽣かされるはずです。楽しみとか、やりたいことができなくて我慢していることもたくさんあると思います。⼀⾔では⾔えないけど、頑張って欲しい。精神領域の⽴場から言うと、とにかく“こころの健康”は保って欲しいです。

薬学科 宇野先生

○STAY HOME中は何をしていましたか?

最初、薬学部は学⽣が登校していなかったじゃないですか。だから私は、⾃宅で過ごすのではなく普通に可児キャンパスに来ていました。薬学部は今年度から始まったので、その準備とかをやっていましたね。研究室も⼀⼈⼀部屋なので感染の⼼配もなく、普通に仕事をやっていました(笑)。たぶん、薬学の先生方は大抵そうだと思うよ。

○授業動画の作成でどのようなことを工夫しましたか?

えっとね、僕、前期授業なかったから(笑)。でも、遠隔授業は本当に⼤変だと思います。⼤学の授業って、全てを教えるという事ももちろん⼤事なんですが、取っ掛かりが⼤事じゃないですか。⼤学に来て「こう言うことやってみたい」と思うような、そういう取っ掛かりになる講義を通してみんなと触れ合いたいんだけれど、遠隔だと相⼿が⾒えない(笑)。だから、基本的には⼀⽅的に喋ってるだけですよね。もちろん講義にもそういうところはあるんだけれど、でも相⼿のレスポンスが分からないので、結局どの先⽣もみんな課題出すんだよね(笑)。学⽣の理解度を把握するために課題を出すんだけど、こんな状況は今まで初めてなので、学⽣も⼤変だったんじゃないかと思います。
なのでこれから先、コロナがどのくらい続くか分からないですけど、本学はなるべく対⾯で授業をやりたいと思っています。⼀応、今は対⾯で授業を⾏えることになっていますが、こういうことが続くのであれば⾊々と考えないと、お互いに⼤変だし、お互いによく分からないし(笑)、という状態。だから皆さんには、今までとは違うやり⽅であっても、理解してもらえるようにしたいなと思ってます。まあ、まだ僕は授業をやっていませんが(笑)。

〇対⾯授業が始まり、私たち学⽣の顔を⾒て、どう感じましたか?

薬学部は今年度から始まった学部ということもあり、皆さん、⼤学にしょっちゅう来ているわけではないじゃないですか。たぶん課外活動もあんまりできてないと思うし、クラブ・サークルもほとんどできてないよね?なので、⼤⼈しくて真⾯⽬な学生だなーと。今のところですが(笑)。
もちろん仲良い⼈たちはそれぞれにコミュニティーがあるんだろうけれども、全体的に⾒れば、⼤⼈しくて真⾯⽬という印象です。⼤学⽣になったら⽻を伸ばす⼈がいっぱい出てくるはずだけれど(笑)、今のところ学校に⻑居できないし、密になるなって⾔われているのでなかなか難しいよね。だから、このコロナ禍が早く解消されて、楽しい学⽣⽣活ができたらいいなって、授業に⾏った時はいつも思っています。

○薬剤師になろうと思ったきっかけは何ですか?

⼀応薬剤師免許は持っているけれど、薬剤師免許を使ってお⾦儲けをしたことは⼀回もありません(笑)。成り⾏き上と⾔いますか、研究がしたくって薬剤師になりました。⾃然科学って科学の中では⼀番実益的と言うか、実践的なところもあって、ベースにある学問は結構基礎学問だし、⾮常に幅広いところが⾯⽩いかなと思って。だから、どちらかと言えば薬剤師と言うよりも、基礎科学などの研究の道に進みましたという感じかな。
薬剤師は、病院や薬局・公務員や管理薬剤師など色んな道があるので、何か⾃分の⼀⽣を懸けられる道を⼤学在学中に考えてもらえたらいいのかなと思います。薬学部は⾮常にバリエーションがあって良いですよ

○学生に向けて⼀⾔お願いします!

医療はものすごく専⾨分化していることもあり、基本的にみんな同じ⽅向を向いているじゃないですか。もちろん学部によって向く⽅向は違うかもしれないけど、大枠としては医療の⽅向だよね。
でも⽂系の⼤学⽣とかを含めると、⼤学に⾏って何かを⾒つけてやろうと思う⼈たち、つまり色んな方向を向いている学生って結構いると思うんだよね。そういう意味では、皆さんは理科系でなおかつ医療系の学生だから、ともすると⾮常に考えが狭くなっていくかも知れない。
だから、⼤学時代に幅広く本を読むのも良いし、色んな勉強をしてみるのも良いので、何か薬学とか医療とかとは別の、もう⼀つ⼿を広げられるような頑張りがあると⼤学⽣活がより良くなるのではないんでしょうか。将来的にも、色んな人と関わる方が楽しいですよ!