NEWS
お知らせ
お知らせ
放射線関連セミナーが開催されました
放射線関連セミナーが、11月2日(火)、9日(火)に本学で開催され、放射線技術学科の2、3年生、あわせて191人が参加しました。本セミナーは、環境省が7月に立ち上げた“ぐぐるプロジェクト”の一環で、放射線技術学を学んでいる学生に放射線の健康への影響を正しく理解していただき、それを社会に発信することで、差別や偏見のない社会を実現したいという目的で開かれています。
当日は、環境省の永田基氏によるプロジェクトの説明後、公益財団法人原子力安全研究協会 放射線災害医療研究所 所長 山本尚幸氏による「放射線の健康影響等について」と題した講演が行われました。講演では、福島原発事故の概要や食品の摂取による内部被ばく線量などについて説明され、福島県住民の被ばく線量は著しく低く誤解や偏見を持たないように呼びかけられました。また、環境省 放射線健康管理担当参事官室 主査 アミール偉氏による講演「情報の信頼性を考える」が行われ、得られた情報が正しいかどうかを判断することが必要であるとの話がされました。
受講した学生からは「授業で放射線による影響を勉強したが、福島ではどうなんだろうか、現状では何か影響があるのではないかと思っていたが、そのような事はほとんどないということを知ることが出来た」「SNSやネットのデマにすぐに流されるのではなく、一度冷静に考え、正しい情報を見極める力が今の時代に必要不可欠であると改めて感じた」などの感想が寄せられました。