5つのポイント
修業年限1年で集中的に実践力を身につけられる
特色のあるカリキュラムで学べる
専門的な技術や知識だけでなく、的確な思考力や判断力、そして対象となる産婦様の人権を尊重できる人間性を備えた「自律した実践者」になることを目的としています。
また、実習は妊婦期→分娩期→産褥・新生児期→2週間健診→1ヶ月健診まで継続して展開できるように計画しています。
充実した国家試験サポートを受けられる
自分にあった学習方法を見つけることができるよう指導して国家試験合格を目指します。
本専攻科では入学前に課題を課し、知識の確認を行います。8月から1月まで外部の模擬試験を6回行い、教員が作成した試験を2月に2回実施。試験前後の結果をもとに教員が個人指導を行い、学習不足を克服できるよう支援します。
NCPR(新生児蘇生法)Aコースの修了を目指す
助産学専攻科では、日本周産期・新生児医学会が行うNCPR(新生児蘇生法)Aコースの講習会に参加し、気管挿管、薬物投与を含めた「臨床知識編」「実技編」で構成される高度な新生児蘇生法の習得を目指しています。
様々な選択肢から将来の道を選べる
求人件数 | 求人数 | 求人倍率 | |
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助産師 | 103 | 1,615 | 76.9倍 |
全国の病院や助産院では、助産師が不足しており、本学にも多数の求人が寄せられています。大規模な病院では院内助産所を設ける動きもあるので、今後さらに活躍の機会が増えていくことが期待されています。
教育目的について
助産学専攻科の教育目的
- 人間性豊かで対象の生命・人格を尊重できる誠実な助産師を育成する。
- 母子の社会環境の変化や、産科医療の高度化並びに助産ケアの多様化に対応できる知識と技術を身に付ける。
- きめ細かい助産活動が展開でき、母子保健の向上に寄与できる人材を育成する。
学位・資格について
取得を目標とする資格 | 助産師(国家試験受験資格) |
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取得可能な資格 | 受胎調節実地指導員、NCPR(新生児蘇生法)Aコース |
ご挨拶
今田 葉子助産学専攻科長
助産学専攻科では1年という短い期間で助産師国家試験に挑戦できるよう、効率よいカリキュラム編成を行っています。特に力を入れているのが実践領域で、実習では受け入れ機関の協力を得て、国家試験受験資格となる10例を超える経験が積めるよう配慮しています。学生という立場でありながら、プロの助産師と同様に産婦様のお世話をしてもらいますので、産婦様の反応を直接感じることができ、心の結びつきが生まれ、新しい生命の誕生に立ち会う感動も共有できます。その分責任感や、人としての資質が問われることにもなります。
今日の助産師は、子どもへの性教育や、子育て中の母親の心のケアなど、女性のライフステージに応じた切れ目のない支援が求められ、活躍の場は病院や産院に限りません。地域で活動できるスキルを取り入れ、将来を見据えた様々な学びを1年間に凝縮しています。
助産学専攻科の流れ
国家試験受験資格には分娩介助の経験が10例必要です。病院・診療所(クリニック)・助産院で実習を行い、さまざまなケースの分娩介助の経験を重ねていきます。また、国家試験合格に係るサポートも徹底的に行います。
助産学基礎領域 | 助産学概論、ライフサイクルとウイメンズヘルス、周産期の生殖、女性と生殖器疾患、乳幼児の成長・発達、生殖の生命倫理、家族心理学 |
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助産学実践領域 | 助産診断・技術学Ⅰ(フィジカルアセスメント)、助産診断・技術学Ⅱ(妊娠期)、助産診断・技術学Ⅲ(分娩期)、助産診断・技術学Ⅳ(産褥・新生児期)、助産診断・技術学Ⅴ(助産過程と臨床推論)、助産診断・技術学Ⅵ(ハイリスクケア)、女性と東洋医学、保健指導技術、助産学研究、地域母子保健論、助産管理論、助産学実習Ⅰ、助産学実習Ⅱ、助産管理実習 |
注 2022年度カリキュラム改正により、全て必修科目となっています。
氏名 | 職位 | 学位 | 専門分野 |
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今田 葉子(専攻科長) | 教授 | 修士(看護学) | 生涯発達看護学 |
唐沢 泉 | 教授 | 修士(法学) | |
澤田 未緒 | 講師 | 修士(看護学) | 臨床看護学 |
鷲見 陽惠 | 助手 | 学士(人間学)、 学士(看護学) |
臨床看護学 |